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今日は、老健の長期入所について。
老健という施設は、一般的には「病院と自宅の中間施設」のため、時期が来れば基本的には退所しないといけません。ただ、意外とあるのが、長期入所が可能な老健。状況によってはお看取りまで可能なところもあります。
今回はそういった老健が存在する理由や背景を深掘りします。
なぜ「期間の縛りがない老健」が存在できるのか(制度と現実のギャップ)
1. 地域によってはベッドが余っており、施設側が長期入所を認めやすい
・ 地方の老健では空室が多い。
・ 退所させるより入所継続の方が経営が安定するため、退所審査で「継続が必要」と判断されやすい。
→ 結果として長期入所が可能になる。
2. 特養(特別養護老人ホーム)の入所待ち問題
・ 特養は終身利用が可能だが、都市部では待機者が非常に多い。
・ 老健が“特養の待機場所”として使われ、長期化するケースが多い。
3. 医療型ショートステイを連続利用して実質延長
・ 老健はショートステイを併設していることが多い。
・ ショートステイ → 老健本体 → ショートステイ と切り替えることで、制度上は短期扱いのまま長期滞在が可能。
・ 本来の目的から外れるため減算措置も検討されたが、特養待ちが多く完全には抑制できていない。
4. 在宅復帰が困難な利用者が多い
・ 寝たきり
・ 医療依存度が高い
・ 家族の介護力不足
など、在宅復帰が現実的でない利用者が多い。
→ 退所審査でも「継続が妥当」と判断されやすく、長期化する。
5. 行政指導はあるが、完全には機能していない
・ 老健の本来の役割は「在宅復帰」。
・ 長期滞在を防ぐ行政指導はあるが、
- 特養不足
- 在宅介護体制の不足
- 地域の人員・施設不足
など構造的問題により、退所させても行き先がない状況が続いている。
制度上は老健に長期入所はできない。しかし現実には、在宅介護の体制不足、施設の空床を減らすため、行き先(退所先)がない利用者の存在などを理由に、長期化する状況が続いています。
本来、介護保険上はこうした老健は好ましくないのでしょうが、そういった施設がご本人・ご家族を助けているのも事実。
個人的に歯、こういうあり方も一種の正解だよなあと思いました。
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